ラインを止めないレーザー光源 APW
ARIMA「APW(出荷前固定出力設計)」が装置メーカーに選ばれる理由
FA装置や光学センサー、3D計測装置などの開発現場では、レーザー光源の安定性が装置性能を大きく左右します。
しかし実際には、レーザーダイオードを装置に組み込む際に多くの設計者が直面する問題があります。
それがレーザー光出力の個体差です。
同じ型番のレーザーダイオードでも
- 光出力
- しきい値電流
- 発光効率
には微妙なばらつきがあります。そのため多くの装置メーカーでは
- 光量測定
- 電流調整
- キャリブレーション
といった工程を装置側で行う必要があります。
この工程は量産装置において
- 製造時間増加
- 調整作業の負担
- 装置性能のばらつき
といった課題を生む原因になります。
出荷前に光出力を調整する
ARIMAレーザー「APW」
こうした課題に対し、Arima Lasers が提供しているのが APW(Adjusted Power at Factory)設計です。
APWレーザーでは、レーザーダイオードを出荷する前に指定された光出力になるよう個体ごとに調整を行います。
そのためユーザーは、所定電流を流すだけで設計通りの光出力が得られるレーザーを受け取ることができます。
装置側で行う必要があった
- 光量調整
- 出力キャリブレーション
- 個体ごとの電流設定
といった工程を大幅に削減できます。
生産ラインを止めない光源設計
量産ラインでは、光源のわずかなばらつきがトラブルにつながることがあります。
例えば
- センサー感度のズレ
- 検査装置のNG率増加
- 光量不足による再調整
といった問題です。こうしたトラブルは最終的に装置停止やライン停止につながる可能性があります。APWレーザーは光出力が事前に調整されているため
- 光量ばらつきの低減
- 光学性能の再現性向上
- 装置間性能差の低減
を実現します。つまりAPWは「ラインを止めないレーザー光源」という新しい価値を提供します。
光学システムの安定性を向上
レーザーダイオードの出力ばらつきは、光学系全体にも影響します。
例えば
- センサーS/N
- 3D測距精度
- ビーム均一性
- 検査装置の再現性
などです。APWレーザーは出力レベルが揃っているため、装置設計時に想定した光学性能を安定して再現することができます。
こんな装置メーカーに最適
APWレーザーは特に次の用途で導入されています。
3D計測装置:安定光源により測距精度向上、
マシンビジョン照明:光量ばらつき低減
光学センサー:検出信号の安定化
FA検査装置:装置間性能差の低減
量産装置において、調整工程削減と品質安定を両立できる光源として評価されています。
レーザー光源選定の新しい視点
これまでレーザーダイオードは、「光源部品」として選ばれてきました。しかし装置の高精度化と量産化が進む中で求められているのは、装置性能を安定させる光源です。
Arima Lasers のAPW(出荷前固定出力設計)は
- 光出力のばらつき低減
- 製造工程削減
- 光学性能の安定化
を実現する新しいレーザー光源の考え方と言えるでしょう。そしてそれは装置メーカーの生産ラインを止めないための光源技術でもあります。
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