【開発製品】フォーカサブル・トップハットビームシェイパー

焦点距離調整 50〜3000 mm、加工・検査ラインの自由度を拡大する高精度モジュール

弊社が開発するフォーカサブル・トップハットビームシェイパーモジュールは、
焦点距離 50〜3000 mm という、業界でも希少な“極めて広い可変レンジ”を備えています。
1本で近距離の微細加工から、長距離のライン照射まで柔軟に対応できるため、
複数モデルを使い分ける必要がなく、設備設計の自由度を大きく広げます。

さらに、

・φ16×45 mmの小型ハウジング設計

・高い再現性を実現するモールドレンズ採用
・出力変動を抑えるAPC回路搭載                                         

・独自レンズ設計による照度均一性 <10%
直線性 <0.1%という高い安定性

を備え、“DOEではない独自技術で、DOE同等以上の均一トップハット光”を生成します。
用途に応じたカスタマイズ対応
も可能で、装置メーカーから高い評価を得ています。


■ 幅広い焦点可変域(50–3000 mm)が求められる主な業界

1. レーザー加工機メーカー

  • 錆取り、クリーニング、マーキング、ワイヤーボンディング前処理
  • 製品サイズが多様な現場で、照射距離の調整自由度が必要

2. 3D計測・センシング装置

  • トライアングレーション方式
  • 光切断法(Optical Cross-Section)
  • 長距離〜短距離の混在する検査ライン
    → 長距離計測で3000 mmまで対応できる点が大きな利点

3. 半導体・電子部品検査装置

  • 均一なライン照射が必須
  • モジュール1本で複数ラインに対応できるため、装置統一がしやすい

4. 医療・バイオ向けライン照明

  • 透過検査・スキャナ・試料位置のばらつき吸収に有効

5. ロボット搭載レーザー検査ユニット

  • 作業距離が常に変化するロボットアームとの相性が良い

■ “他社製品より、「広い可変域」”が有利になる具体的シーン

  • ワークの高さが頻繁に変わる生産ライン
  • 設備スペースに制約があり、光学距離を自由に取れない場合
  • 長〜短距離を1本でカバーして装置シリーズを統一したい場合
  • ロボット検査など、距離が毎回変動する環境
  • 加工精度維持のためワーク距離に合わせて微調整したい場合

特に、3000 mmまで対応できるフォーカサブル型は少なく、
この広いレンジは「装置統一」「部品点数削減」「開発工数削減」に大きく貢献します。